●会社ゲーム体験 感想文集

※この2年ほどの間にのべ100名以上の方に体験して頂きました。
 終了後に書いて下さった感想文の中から一部をご紹介します。

・会社ゲームをする事は、その経営方法だけを学ぶのではなく、内にあるメンタルな部分のスキルアップにつながるものでありました。なおゲーム自体も楽しく、またやってみたいのですが、同じ結果になるかも。会社におけるマネジメントが、社会でのマネジメントに通じ、すべて「人」がおりなすものであると再認識いたしました。


・今回初めての参加で不安だったのですが、やってみると普通のゲーム感覚でできたように思います。しかし、これは最初の方だけで、徐々にお財布具合や市場の動向(空きがある、ない)などに目を配りはじめ、ゲームという名の経済活動のような感覚に変化していきました(そのせいか?利益出ずにマイナスばかりでしたが・・・)。
 自分一人だと自分中心になってしまいますが、視野を拡げると自分が動くことで他人も動く(その逆も有り)ということがわかり、経済と人間関係は似ているところがあるのかも・・・などと思いました。


・薄利多売について行ける「人材と商品生産」キャパを作れると、会社ゲームで自己資本増は出来ると感じた。一つ抜きんでた薄利多売企業のニッチをぬって、仕入れの最中に販売をして売上を稼ぐ方法が自社には必要であることを感じた。実際の仕事では、「受注→生産」という流れがほぼ全てなので、自社の自己資本比率UP、また、利益達成の根本には、営業戦略と戦術が重要だということに気づかされた。実際の経営の場では、仮装ライバルを見立てて、市場の取り合いから利益獲得の為の営業になる。同業者同士を活かして売上利益を伸ばせるかを見つけることができると業界内も変わるだろうと思う。今回方針を目標に変えてしまったが、次回はどんな状況で利益を伸ばすのか?状態と思い、ポリシーを重視したいと感じた。先を見越して人・物・金の配置を考えていくことと、堅実に伸ばすことが自社に必要だと感じた。


・ゲームをしているときは、単純にゲームを楽しんでいました。お金がたくさん入ってくると嬉しかったし、決算の数字が良かったときは達成感がありました。しかし、振り返りのときに、自分の気づきを書いたり、人のものを読んだり選んだりする作業の中で、井上さんが言われたように、自分の中にあった潜在的な意識が「気づき」に反映されていると思いました。今月の2月に受けたセミナーで、パウロ・フレイレの言葉で「既にあるものを引き出す」ということ、そして「関係の中で学んでいく」ということを知りました。自分が選んだ気づきには、前者のことが反映されていて、他の人の「気づき」を読んだときには、後者のことを再確認しました。


・長い時間でしたが、あっと言う間に感じられました。普段の仕事は毎日時間に追われていることが多く、『振り返っているヒマがない」といった状況なので、今日はゆっくり時間をかけて、今後の課題まで頂いて帰っていく…といった感じです。あとのふりかえりの中で紡ぎ出された文『周りとのコミュニケーションをとるには、周りをよく見ることである』と…まさにズバリです!! 困った時には助け合い、協力し合う大切さ。忙しいと自分しか見えなくて、自分さえよければ…とか、協力し合うことそっちのけで、単独行動に走りがちになってしまう点など…。いろいろな気づきが生まれました。ありがとうございます。


・資本を循環させるには、人とリズムを合わせる、一緒に音楽に合わせて、楽しく踊るようなものではないかと思った。一人で効率良く回しても、人とリズムを合わせて循環させないと豊かにはなれないし、楽しくないと思った。逆に、人とリズムを合わせて楽しくできれば、資本が循環できると思った。リズムの合う人と仕事をするとスムーズに行くし、または、一緒に楽しめるようなリズムに誘うことも必要と思った。面白い気づきが得られて良かったです。ありがとうございます。


・会社の利益は、自社の製品や生産能力(機会や人)だけで産み出されているわけではないと思いました。同業者や異業者により支援された利益や、一見赤字だけど、実は黒字になる可能性を秘めている目に見えない利益など、多くの要素が複雑に絡み合って、様々な利益が産み出されているのだと知りました。そういった多くの要素を見極めるためには、一視点からではなく、あらゆる角度で物事を見る必要があります。忙しさや体調不良、重要な仕事をしているとそういった視点を見失いがちになってしまいます。いろんな人と関わり、いろんな意見を聞き、様々な視点を吸収できるように、心にゆとりをもっていかなければと感じました。そのためには規則正しい生活は大切なのだと思いました。


・理想を追っかけていたらお金が無くなった。お金が無いなら売るか借りるしかない。
 ちまちま売って、ちまちま買って、借金は返せない。
 資本はどんどんジリ貧になっていく。
 自分のことだけで精一杯。とても周りのことを考えられない。
 手番カードは23枚。この間に何とかしなきゃ。
 研究も大切だけど、研究ばかりしていては時間がなくなっていく。
 市場をもっと開けたいけれど、手元の資金が足りない。
 できるだけ少ない手数で多くのことをするにはどうしたらいいか!
 せっかく一番高いA市場を開けたのに、誰かにとられてしまった。
 でも、前の人のおこぼれで助かったこともある。
 短期的な視点も、長期的な視点も、どちらも大切だ。
 みんなで勝つようになるにはどうすればいいのだろう? 
 そうだ、つまりは、いろいろなバランスが肝心なんだ!